ハイッ!こちら。
『靴仕上用熱風機』。 全体像はこのようになっています。
なんと昭和32年製!
スイッチを入れるとドライヤーのように
熱風が吹き出すだけの地味な機械ですが、靴を作ったり修理したり、毎日の作業には欠かせないものです。
ところが先日、スイッチを入れても吹き出すのは
冷風ばかり…原因をさがして中をみてみると、ニクロム線が焼き切れている
ことが発覚。
構造自体は単純なものの、年期も入っているだけに部品が調達できるかどうかが心配です。
←本体には製造元が書いてあるものの、聞いたことがない。調べてもやはりみつからない…万一、部品が手に入らないとなると作業的にも経済的にも、かなりキビしいことになってしまう
という事態を前に、助けを求めたのが
商店街の中にある
野田屋電機さん。
いまや「電気屋さん」というと、全国展開しているような大きな家電量販店を思い浮かべますが、野田屋電機さんはいわゆる昔ながらの「町の電気屋さん」のイメージ。こんな古くて・単純で・専門的な機械、家電量販店にきいてみたところで埒が明かないのは目に見えていますから、「なんとかお願いします~
」と泣きついた次第。
専門家に見ていただいた結果「在庫はないが、探してみましょう」とのお返事。 なんとか見つかりますように!!と祈ること約1週間。
「同じものはなかったのですが…」と代替できそうな部品とともに現われ、さすが本職!のきれいな修理が完了。みごと熱風機が
復活いたしました!
地元に密着した専門家って、本当に頼りになる~~
祖父の代から多くの仕事を見てきたであろうこの熱風機、これでまだまだ現役としてがんばってくれるハズ!当店も地元密着の専門家を目指してまだまだ精進せねば!!
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